迂闊だった。
スーツのポケットにグランセNCをさしたまま、
横断歩道の青信号が点滅を始めたため走って抜けようとしたのだ。
ガシャン。
嫌な予感と共に後ろを振り返ると、キャップが外れた私のグランセが横たわっていた。
急いで拾い上げペン先にゆがみが無い事だけを確認した後、一安心して鞄の中へ入れた。
そして改めて傷の確認をしようと取り出したグランセ。
…何かが…何かが、おかしい…
…!!
お尻が!お尻が無い!!
まだ買ってから半年も経ってないのに修理へやることになりました…。
この写真を撮ってた時にはお尻しか気にならなかったけど、書いたらなんだか引っ掛かりを感じるような気もするし、胴軸だけじゃなくて首軸のリングも外れてしまっていたし…どこまで直るか、はたまた交換か…。
購入店の店員さんには3000円以上修理にかかるなら連絡してくださいとだけ告げて帰ってきた。
正直なところ5000円は覚悟しているのだけど、このくらいになったらもう少し出して違うものが欲しくなってくるのである。
まだ直せるとか直せないとかそんな話も全然出てきていないのに、趣味の文房具を読んでいたらちょっと欲しい万年筆ができてしまった。
プラチナのセンチュリー「ニース」ロゼ
この記事を読んで更に購買意欲が…
ただのスケルトンじゃない、デキる風合いがたまらない。
なんて罰当たりなことは言わず、万全の状態でグランセNCが戻ってくるのを楽しみに待ちますぞ。