初めて丸一か月の電気代請求が来て驚いた…。
RM 246.65、約7,000円!
ちょっと待て。私が日本にいたころワンルームの電気代は真夏のピークで8千円ほどだった。
なぜ物価が半額というタレコミのマレーシアが似たような値段なんだ…。
調べてみると私の部屋の契約は家庭用ではなく店舗用となっていたのである。
こういうことはよくあるらしいので、引っ越して初めての電気代請求を受けた人は必ず確認したほうがいい。
電気代の契約形態を知ろう
電気料金の契約形態は大きく分けて二つ、家庭用、商用&産業用とある。
商用&産業用の中でまた業種や店舗の規模などで契約形態が分かれている。
よほど気の利く家主でなければ賃貸物件の初期設定は商用低電圧の契約形態のままになっている可能性が高い。
賃貸物件は実際人が住んでいる「住居」と分類できず商用としての契約しかできないのではないかと思う。(理由は後述)
ただ請求書にははっきりと自分の契約形態が書かれていないため見落としてしまう可能性がある。
特に日本人は、日本とあまり変わらない値段のためスルーしてしまいそうなので是非確認して欲しい。
単価を見比べて確認すること
請求書にはっきり書かれていないのならどうやって調べればいいのか。
自分の名前で契約している人は恐らくオンラインのアカウント情報にログインしたら見れるかもしれないが、一般的な賃貸は大家の名前で契約されたままなのでアクセスも難しいかもしれない。
もっと簡単にわかる方法が請求書中段にある「電気料金単価」の確認である。
こちらが私の請求書。
そして商用低電圧の料金表がこちら。
(出展:https://www.tnb.com.my/commercial-industrial/pricing-tariffs1/)
100sen = RM1 なので、200kWhまでRM 0.435、それ以上でRM 0.509ということ。
私の請求書とぴったり一致する。
家庭用の電気料金
では家庭用の料金表を見てみよう。
(出展:https://www.tnb.com.my/residential/pricing-tariffs/)
使用量によって細かく分類されているのだが、気になるのが家庭用の定義について。
「ホテル、下宿宿(Boarding House)、またはいかなる商用に利用しないプライベートな住居」ということが明記されている。
恐らく賃貸物件は下宿宿に分類されてしまうため家庭用とみなされないのではないかと思う。
長期滞在が証明できれば電気会社から家庭用の使用許可が出るのだろう。
商用から家庭用に変更してもらうには家中の写真がいる
さて、家庭用の電気料金ではなかった人が次にすべきは契約者の名前である大家に連絡をとり、契約形態を家庭用に変更してもらうためのお願いをすることである。
そしてやらなければいけないことが「家中の写真を撮って住居として使っていることを証明すること」である。
生活感あふれる様々な写真を撮る。室内だけではなく部屋番号が書かれたプレートやコンドミニアムの廊下やエレベーターホールまですべて撮らなければいけない。
正直めんどくさいけどこれからの電気代のため頑張る。
家庭用で計算したら1,500円くらい安くなった
家庭用の契約形態ならいくらになるのか計算してみたらRM189。1,500円くらい安くなった。
少ない電気量の時はいいけど多くなってくると単価が商用より高くなってくるので、電気を多く使う家庭だとそんなに変わらないかもしれない。
1,500円もあるとおいしいご飯を食べられるのでこんな小さなことからコツコツと積み重ねていきたいと思うのであった。